チェルノブイリ・ハート | 映画と私

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いろいろな映画を紹介したいと思います。

ジャンル偏らないようにしたいのですが、ミニシアター系がわりと好きです。


映画と私-CHERNOBYL HEART



チェルノブイリ・ハート

★★☆☆☆

('03/米)
監督 マリアン・デレオ


チェルノブイリ・ハートとは、“穴のあいた心臓”、“生まれつき重度の疾患を持つ子供”の意味。
1986年4月26日に起きた旧ソビエト連邦のチェルノブイリ原子力発電所の爆発事故。それから16年、アメリカ人の女性ドキュメンタリー作家がベラルーシ共和国を訪れ、いまも被爆被害に苦しむ人々の姿をつづったドキュメンタリー。


原発事故と被曝被害を追ったドキュメンタリーのわりに、その関係性の追及が甘い。たくさん障害児が出てきて「原発事故後に増えた」と言うだけで、データが出たりするわけでもない。「こんな障害児が生まれますよ」と言ってるだけの感じ。不完全燃焼な印象。
後半の事故当時子どもだった青年が廃墟になったアパートを訪れる話は、ああ…、と思う。